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もっと早く病気に気が付いていたらと、自分の油断を責めてしまいます。
つらい思いをさせてしまい御免なさい。
本当に長い問ありがとう。
2人にこんなに愛されてとても幸せな人生でした。
「ありがとう」自分の場合を振り返れば、家族の心は通い合っていたと思う。
それでも「もっとできることがあったのではないか」と悔いが残る。
同じ目標の下ですれ違う3者の思い。
伸泰さんは2002年、『やさしい「がん」の教科書』(PHP研究所)を出版した。
「がんに関する正しい知識を共有すれば、コミュニケーションしやすくなる。
それが満足できる治療につながる」と伸泰さんは語る。
3分の1は争い多い「葛藤型」日本古来の「以心伝心」の文化はむしろ、コミュニケーションを阻んできた。
心の側面からがん治療を考える、このような取り組みは「精神腫傷学」と呼ばれる。
患者だけでなく、患者を支える「家族の心」にも注目するのが特徴だ。
現状では、がんの知識を備えた心の専門家はまだ少ない。
家族のケアは主に患者会や民間団体が担っている。
「患者さんと同じかそれ以上に、家族はストレスを感じている」と、国立がんセンター精神腫傷学研究部の明智龍男医師詞は強調する。
患者には治療に専念してほしいとの思いから、家族は負担をすべて背負い込んでしまいがちだ。
病状が進むにつれて、認識のずれが顕在化することもある。
例えば、患者が緩和ケアを望み始めているのに、家族が新しい治療法や健康食品を勧めたり、別の病院への転院を提案するようなケースだ。
患者は動揺するし、家族もストレスにさらされる。
「がんで亡くなる年間30万人の周囲に、その数倍の数の家族がいる。
これまであまり注意が払われなかったけれども、彼らは第二の患者といえます」。
耐えがたくなったらためらわず、心療内科など心の専門家を訪ねることを、明智さんは勧める。
関係考えるセミナーも背負い込まずに「がんを知って歩む会」。
年に3回、全国8カ所で開かれる。
週1回、計4回のプログラムを通じてがんと向き合う自分を見詰め、家族との関係も考えるセミナーだ。
主催する「ホスピスケア研究会」は、元日本看護協会常任理事のKさん(沼)が87年、看護職の有志で発足させた。
電話相談に耳を傾ける中で、家族の「本人が何を望んでいるのか分からない」という迷いに多く触れたのが、セミナーを開くきっかけだった。
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